ゲーミング ガイド

予算別ゲーミングPC構成ガイド 2026年版:10万 / 15万 / 20万 / 30万 / 50万円で組む RTX 50 シリーズ構成

ゲーミングPCを 2026 年最新事情で予算別に整理。10万円(RTX 5060 / フルHD)/ 15万円(RTX 5070 / WQHD)/ 20万円(RTX 5070 Ti / WQHD 高リフレッシュ)/ 30万円(RTX 5080 / 4K)/ 50万円(RTX 5090 / 4K 上限なし)の構成例とフレームレート目安、電源容量、メモリ・ストレージ要件まで具体値で解説します。

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予算別ゲーミングPC構成 2026:10万 / 15万 / 20万 / 30万 / 50万円の RTX 50 シリーズ構成

結論:2026 年のゲーミング PC は、10万円で「フル HD 144fps」、15万円で「WQHD 144fps」、20万円で「WQHD 240Hz / 4K 入り口」、30万円で「4K 高設定 100fps」、50万円で「4K 最高設定・DLSS 4 で上限なし」という段差で予算と性能が対応します。RTX 50 シリーズの登場で全体的に1ランク上がっており、20万円帯の RTX 5070 Ti が現実的なコスパポイントです。

ゲーミング PC は「予算を上げれば上げただけ性能が伸びる」というほど直線的ではありません。10万 → 15万への変化は大きく、15万 → 20万は中程度、20万 → 30万は 4K に踏み込めるかどうかという「質的変化」が起きます。本記事では 2026 年 5 月時点の RTX 50 シリーズ価格と DLSS 4 の効きを踏まえて、5 段階の予算別に「実際に組むなら」の構成と到達点を整理します。

予算別の到達点サマリ

価格と性能の対応関係をまず一覧で押さえます。

予算GPUCPUメモリ主な解像度・fps 到達点
10 万円RTX 5060 8GBCore i5-14400F / Ryzen 5 760016GB DDR5フル HD 高設定 144fps
15 万円RTX 5070 12GBCore i5-14600KF / Ryzen 7 770032GB DDR5WQHD 高設定 144fps
20 万円RTX 5070 Ti 16GBCore Ultra 7 265K / Ryzen 7 9700X32GB DDR5WQHD 240Hz / 4K 60-100fps
30 万円RTX 5080 16GBCore Ultra 9 285K / Ryzen 9 9900X32GB DDR54K 高設定 100fps
50 万円RTX 5090 32GBCore Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X3D64GB DDR54K 最高設定・DLSS 4 上限

RTX 50 シリーズは前世代 (RTX 40) と比べてラスタライズで +20〜30%、DLSS 4 Multi Frame Generation (MFG) を併用するとさらに +50〜100% の伸びがあるモデルもあります。fps 数字だけを比べると DLSS 4 込みのほうが大きく伸びますが、入力遅延と画質トレードオフがあるので、本ガイドではラスタライズの素性能とDLSS 込みの上限を両方併記 します。

ゲームジャンル別の判断軸は「ゲーミングPC 選び方ガイド 2026年版(FPS / MMO / 配信)」で扱っています。本記事はそちらの「予算別構成パッケージ版」として読んでもらうのが良い使い方です。

10 万円構成:フル HD 144fps を確保する最小構成

10 万円帯は「フル HD で快適に遊べる最小ライン」を狙うゾーンです。

構成例

パーツモデル価格目安
GPURTX 5060 8GB45,000 円
CPUCore i5-14400F または Ryzen 5 760028,000 円
マザボB760 / B650 mATX18,000 円
メモリDDR5-5600 16GB (8GB×2)10,000 円
ストレージNVMe Gen4 1TB9,000 円
電源650W 80+ Bronze8,000 円
ケースミドルタワー(メッシュフロント)8,000 円
CPU クーラーリテール + ファン交換または 4,000 円帯空冷4,000 円
OSWindows 11 Home17,000 円
合計(自作)約 147,000 円
BTO 同等構成12〜15 万円

自作で組むと OS 込みで 14 万円台、OS を除けば 13 万円。BTO で買うと OS とサポート込みで 12〜15 万円帯 に収まる店舗が複数あります。

到達点

タイトル解像度設定fps 想定
Apex Legends1080p180-220 fps
VALORANT1080p350-450 fps
FF14 暁月1080p最高140-180 fps
Cyberpunk 20771080p高 + DLSS Quality80-100 fps
モンスターハンターワイルズ1080p60-80 fps

VALORANT / APEX のような競技 FPS は十分高フレームレートで遊べる構成。一方で Cyberpunk 2077 のレイトレフルや、4K テレビへの接続は厳しい ので、その用途なら 15 万円帯に上げる判断になります。

注意点

  • メモリ 16GB は最低ライン。Modding / Discord 配信を兼ねるなら 32GB へ
  • 電源 650W は RTX 5060 の TGP 145W に十分。将来の GPU アップグレードを考えるなら 750W にしておくと安心
  • ストレージは NVMe Gen4 1TB。最新タイトルの容量増加 (150GB 級) を 5-6 本入れたいなら 2TB を推奨

15 万円構成:WQHD 144fps の現実解

15 万円帯は「WQHD (2560×1440) 高設定で 144fps」を狙うゾーン。WQHD 144Hz モニターが 35,000-45,000 円で揃ってきており、この組み合わせが 2026 年の「コスパが良いゲーミング環境」の主流 です。

構成例

パーツモデル価格目安
GPURTX 5070 12GB78,000 円
CPUCore i5-14600KF または Ryzen 7 770038,000 円
マザボB760 / B650 ATX22,000 円
メモリDDR5-6000 32GB (16GB×2)18,000 円
ストレージNVMe Gen4 1TB9,000 円
電源750W 80+ Gold12,000 円
ケースミドルタワー(メッシュ)12,000 円
CPU クーラーThermalright Peerless Assassin 120 SE6,000 円
OSWindows 11 Home17,000 円
合計(自作)約 212,000 円
BTO 同等構成18〜21 万円

自作で 21 万円相当の構成ですが、RTX 5070 + Core i5-14600KF / Ryzen 7 7700 の BTO は 18-20 万円帯で各店舗から出ています。15 万円「ぴったり」は厳しいので、現実的には 18 万円スタートで考えるか、CPU を Core i5-14400F に落として 15 万円台に収める形が良いです。

到達点

タイトル解像度設定fps 想定
Apex Legends1440p200-240 fps
VALORANT1440p320-400 fps
FF14 黄金のレガシー1440p最高120-160 fps
Cyberpunk 20771440p高 + DLSS Quality90-110 fps
Cyberpunk 20771440pレイトレ + DLSS Quality + FG80-100 fps
エルデンリング1440p最高60 fps (タイトル側上限)

WQHD 144Hz 環境で「カクツキを感じない」一線を超えてくる のがこのクラス。FPS 系では 200fps を超え、AAA タイトルでも DLSS 込みで 100fps 帯を維持できます。

注意点

  • メモリは 32GB を選んでおく。配信・Modding・Discord 同時起動を考えると 16GB ではボトルネック化する場面が出る
  • CPU クーラーは Thermalright Peerless Assassin / Phantom Spirit クラスを推奨。Core i5-14600KF / Ryzen 7 7700 ともリテールは厳しい
  • 電源は 750W Gold。RTX 5070 の TGP は 250W で 650W でも回るが、瞬間スパイクと将来のアップグレード余地で 750W が現実的

20 万円構成:WQHD 240Hz と 4K 入り口

20 万円帯はゲーミング PC の「分水嶺」です。RTX 5070 Ti 16GB により WQHD 240Hz が現実的になり、4K 解像度でも DLSS 4 を併用すれば 60-100fps が出るようになります。5 段階の予算帯の中で最もコスパが良いゾーンです。

構成例

パーツモデル価格目安
GPURTX 5070 Ti 16GB118,000 円
CPUCore Ultra 7 265K または Ryzen 7 9700X55,000 円
マザボZ890 / X870 ATX30,000 円
メモリDDR5-6000 32GB (16GB×2) CL3022,000 円
ストレージNVMe Gen4 2TB18,000 円
電源850W 80+ Gold16,000 円
ケースミドルタワー (メッシュ・GPU 360mm 対応)15,000 円
CPU クーラー240mm AIO または Noctua NH-U12A14,000 円
OSWindows 11 Home17,000 円
合計(自作)約 305,000 円
BTO 同等構成25〜28 万円

20 万円ジャストは厳しめで、現実的な BTO 価格は 25-28 万円帯 です。「20 万円ジャスト」を狙うなら CPU を Core i5-14600KF に下げ、メモリを 32GB のまま据え置きで GPU 重視の構成にする形になります。

到達点

タイトル解像度設定fps 想定
Apex Legends1440p280-330 fps
VALORANT1440p400-500 fps
Cyberpunk 20771440p高 + DLSS Quality130-160 fps
Cyberpunk 20771440pレイトレオーバードライブ + DLSS + FG100-130 fps
Cyberpunk 20774K高 + DLSS Performance + FG90-110 fps
モンスターハンターワイルズ4K高 + DLSS Quality60-80 fps

RTX 5070 Ti は 4K の入り口を開ける GPU で、4K 60Hz テレビとの接続なら多くの AAA タイトルが快適。WQHD 240Hz モニターで 240fps 張り付き を狙うなら、このクラスが最低ラインになります。

注意点

  • VRAM 16GB は AI 画像生成 / 配信 / 動画編集との兼用にも余裕。8-12GB だと 4K テクスチャや Stable Diffusion XL で詰むケースがあるが、16GB なら問題なし
  • DLSS 4 Multi Frame Generation 対応。5070 Ti 以上の RTX 50 では 1フレームから 4 フレーム生成まで選択でき、4K 体験が劇的に変わる
  • 電源 850W が現実ライン。5080 / 5090 へのアップグレードも想定できる容量

30 万円構成:4K 高設定 100fps

30 万円帯は「4K で高設定 100fps が出る」のが基準。RTX 5080 16GB + Core Ultra 9 / Ryzen 9 で AAA タイトルが 4K でしっかり走ります。

構成例

パーツモデル価格目安
GPURTX 5080 16GB175,000 円
CPUCore Ultra 9 285K または Ryzen 9 9900X75,000 円
マザボZ890 / X870E ATX45,000 円
メモリDDR5-6400 32GB (16GB×2) CL3025,000 円
ストレージNVMe Gen4 2TB + SATA SSD 2TB28,000 円
電源850W 80+ Gold ATX 3.122,000 円
ケースミドルタワー (GPU 380mm 対応・360mm AIO 可)20,000 円
CPU クーラー360mm AIO (Arctic Liquid Freezer III)18,000 円
OSWindows 11 Home17,000 円
合計(自作)約 425,000 円
BTO 同等構成33〜38 万円

30 万円ジャストはやはり厳しめで、現実的に 33-38 万円帯 が BTO 価格です。「30 万円ジャスト」狙いなら CPU を Core Ultra 7 265K に落とすか、メモリを 32GB DDR5-6000 据え置きで GPU 重視に絞る形。

到達点

タイトル解像度設定fps 想定
Cyberpunk 20774K高 + DLSS Quality90-110 fps
Cyberpunk 20774Kレイトレオーバードライブ + DLSS Quality + FG80-100 fps
Alan Wake 24K高 + DLSS Quality + FG90-110 fps
FF7 リバース PC 版4K100-120 fps
モンスターハンターワイルズ4K最高 + DLSS Quality80-100 fps
Apex Legends4K競技200-240 fps

RTX 5080 は「4K 60fps を確保しつつ、レイトレやDLSS で 100fps 帯まで届く」のが立ち位置。4K 144Hz モニター・有機 EL テレビとの組み合わせが活きます。

注意点

  • 電源 ATX 3.1 / 12V-2x6 コネクタ対応 を選ぶ。RTX 50 シリーズは新コネクタを要求するため、古い ATX 2.x 電源を流用するとアダプタ運用になり熱トラブルのリスクが上がる
  • CPU クーラーは 360mm AIO 相当が現実的。Core Ultra 9 285K は Arrow Lake で発熱が下がったが、Ryzen 9 9900X は 95℃ 張り付き設計のため AIO が伸びる
  • メモリは 32GB DDR5-6400 CL30 が現状の最良 P/F バランス。Ryzen 9 で EXPO プロファイル動作の安定を確認する

CPU クーラー選定の詳細は「CPUクーラーの選び方と比較 2026年版」で扱っています。

50 万円構成:4K 最高設定・上限を狙う

50 万円帯は「予算上限を意識しない最高峰」ゾーン。RTX 5090 32GB + Core Ultra 9 / Ryzen 9 9950X3D + 64GB メモリで、4K 最高設定と DLSS 4 を併用すれば 100-200fps 帯まで到達します。

構成例

パーツモデル価格目安
GPURTX 5090 32GB380,000 円
CPUCore Ultra 9 285K または Ryzen 9 9950X3D110,000 円
マザボZ890 / X870E ハイエンド ATX75,000 円
メモリDDR5-6400 64GB (32GB×2) CL3050,000 円
ストレージNVMe Gen5 4TB75,000 円
電源1000W 80+ Platinum ATX 3.135,000 円
ケースフルタワー (Lian Li O11 Dynamic XL 等)35,000 円
CPU クーラー360mm AIO 上位 (NZXT Kraken / Arctic Liquid Freezer III)30,000 円
OSWindows 11 Pro25,000 円
合計(自作)約 815,000 円
BTO 同等構成55〜70 万円

このクラスは自作のほうが BTO より安く済むケースが増えます。BTO で 70 万円超になることもあるので、自作スキルがあれば 60 万円台で組める のがメリット。

到達点

タイトル解像度設定fps 想定
Cyberpunk 20774Kレイトレオーバードライブ + DLSS Quality + 4x MFG200-260 fps
Cyberpunk 20774Kレイトレオーバードライブ ネイティブ50-65 fps
Alan Wake 24Kパストレ + DLSS Quality + FG100-130 fps
Black Myth Wukong4Kレイトレ + DLSS Quality + FG90-110 fps
モンスターハンターワイルズ4K最高 + DLSS Quality + FG130-160 fps
VR (Quest 3 PCVR)1.5x 解像度90fps 安定

RTX 5090 はレイトレオーバードライブのネイティブ動作で 50-65fps、DLSS 4 MFG (4x) で 200fps オーバーまで伸びる という極端な GPU。ネイティブの素性能で AAA タイトルを 4K 60fps 駆動できる現状唯一の選択肢です。

注意点

  • 電源は 1000W 80+ Platinum ATX 3.1 が必須。RTX 5090 は TGP 575W、瞬間ピーク 700W 超の事例もあり、12V-2x6 ネイティブコネクタ必須
  • ケースは GPU 長 360mm 以上に対応するフルタワー。RTX 5090 FE で 304mm、ROG Astral OC で 358mm 級。フロントラジエータ 360mm AIO と同居するなら 380mm 以上のクリアランスが安全圏
  • 64GB メモリは AI 開発・配信・動画編集との兼用向け。ゲーム単独なら 32GB で足りるが、Stable Diffusion / ローカル LLM / OBS + 配信を兼ねるなら 64GB に踏み込む価値あり

PC ケースのクリアランス確認は「PCケースの選び方ガイド 2026年版」で詳しく扱っています。

BTO と自作の価格差・選び方

予算帯BTO自作差額推奨
10 万円12-15 万円14-15 万円ほぼ同等BTO(サポート + OS 込み)
15 万円18-21 万円20-21 万円-1〜2 万円BTO(サポート分有利)
20 万円25-28 万円30 万円-2〜5 万円BTO(楽さ重視)
30 万円33-38 万円42 万円-4〜9 万円自作も視野
50 万円55-70 万円60 万円-5〜10 万円自作有利

10-20 万円帯はサポート料金の比率が小さいので BTO、30 万円以上は自作のほうが価格メリットが出る のが一般的傾向。とくに 50 万円帯ではパーツ単価が大きいので、BTO のマージンも自然に大きくなります。自作の組み立てに 1 日かかる時間コストをどう評価するか次第。

BTO と自作の判断軸は「BTO vs 自作PC どっちを選ぶか 2026年版」で扱っています。

DLSS 4 Multi Frame Generation の取り扱い

RTX 50 シリーズでは DLSS 4 (Multi Frame Generation) が大幅進化し、1 フレームから最大 4 フレームを生成して fps を見かけ上 2-4 倍に伸ばせる ようになりました。

ただし注意点があります。

  • 対応タイトル限定。Cyberpunk 2077 / Alan Wake 2 / Black Myth Wukong / Hogwarts Legacy など主要 AAA から順次対応中
  • 入力遅延が増える。生成フレームは「過去フレームと現在フレームの中間を予測」して挿入するため、本来の fps + 数 ms の遅延が発生
  • 競技 FPS には不向き。APEX / VALORANT / CS2 では DLSS 4 MFG をオフにしてラスタライズ素性能で回すのが基本
  • 画質トレードオフ。生成フレームは高速移動オブジェクトで僅かにアーティファクトが出る場合あり

「シングルプレイ AAA で高画質を狙う」用途では DLSS 4 が劇的に効き、「競技 FPS」では切るのが定石 という使い分けになります。

まとめ:迷ったら 20 万円帯の RTX 5070 Ti

5 段階を通して見ると、20 万円帯の RTX 5070 Ti 構成が最もコスパが良いゾーン です。WQHD 240Hz をしっかり回せて、4K も DLSS 4 込みで楽しめて、AI 画像生成や動画編集の兼用にも耐える VRAM 16GB を持ち、電源とケースに余裕がある。「将来 5090 にアップグレード」も電源 850W を引き継げる現実的な道筋が見えます。

10 万円帯はフル HD の入門として完成度が高いですが、4K テレビや WQHD モニターを既に持っているなら 15-20 万円帯に上げるほうが満足度は明確に高くなります。逆に 50 万円帯は「予算上限を気にしない人」のゾーンで、コスパよりも「最高峰の体験」を買う領域。

予算 → 解像度 → fps 目標、の順で考えると失敗しません。「とりあえず良い PC」ではなく、今あるモニターとプレイするタイトルから逆算する のが、買って後悔しない判断軸です。


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