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HDMI 2.1 / DisplayPort 2.1 / USB-C DP Alt Mode の違い 2026年版:4K 240Hz・8K 60Hz を出すために必要な出力規格と帯域

PCモニタの出力規格 HDMI 2.1 / HDMI 2.2 / DisplayPort 2.1 / USB-C DP Alt Mode を、帯域(48 Gbps〜96 Gbps)・対応解像度・リフレッシュレート・DSC(Display Stream Compression)・VRR・ケーブル仕様の6軸で比較解説。4K 240Hz / 8K 60Hz / 1440p 500Hz を出すのに必要な規格、UHBR 10 / 13.5 / 20 の見方、RTX 50 系と Radeon RX 9000 系の出力ポート、MacBook Pro / Mac Studio の DP Alt Mode を 2026年版で整理します。

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HDMI 2.1 / DisplayPort 2.1 / USB-C DP Alt Mode 出力規格の違い 2026:4K 240Hz・8K 60Hz を出すために必要な帯域と GPU ポート

結論:4K 240Hz 10-bit HDR をノンDSC で出すなら DisplayPort 2.1 UHBR 20(80 Gbps)が必要。これに対応するのは現時点で RTX 50 系のみ。Radeon RX 9000 系は UHBR 13.5(54 Gbps)止まりで DSC 併用が前提です。8K 60Hz ノンDSC も DP 2.1 UHBR 20 が境界線。HDMI 2.1(48 Gbps)でも DSC を使えば 4K 240Hz / 8K 60Hz は出せますが、ノンDSC では届きません。USB-C 1本接続は Thunderbolt 5 + 認証ケーブルでようやく DP 2.1 UHBR 20 相当が出ます。

「モニタを 4K 240Hz で接続したい」「8K で映画を観たい」「USB-C 1本で接続したい」のいずれも、対応する物理規格と帯域が揃って初めて成立します。GPU 側 / モニタ側 / ケーブル側のどれか1つでも下位規格だと、自動で下位にダウングレードされて性能が出ません。本記事では 2026年6月時点の主要な出力規格 4つを、帯域・対応解像度・GPU 別実装の3軸で並べます。

規格別の帯域早見表

規格最大帯域圧縮(DSC)なし対応DSC 併用時主な採用 GPU/PC
HDMI 2.018 Gbps4K 60Hz / 1440p 144Hz4K 120Hz古い GPU・古いTV
HDMI 2.1(FRL)48 Gbps4K 120Hz / 8K 30Hz4K 240Hz / 8K 60HzRTX 30/40/50 系・RX 7000/9000 系・PS5・Xbox Series X
HDMI 2.2(Ultra96)96 Gbps4K 240Hz / 8K 60Hz / 12K 120Hz16K 60Hz2026〜2027 対応 GPU/TV 順次登場
DisplayPort 1.4a25.92 Gbps(HBR3)4K 120Hz / 1440p 240Hz4K 240Hz / 8K 60HzRTX 30/40 系・RX 6000 系
DisplayPort 2.1 UHBR 1040 Gbps4K 144Hz / 1440p 240Hz8K 60HzIntel Arc Alchemist 一部
DisplayPort 2.1 UHBR 13.554 Gbps4K 240Hz / 1440p 360Hz4K 480Hz / 8K 120HzRX 7000/9000 系・Intel Arc Battlemage
DisplayPort 2.1b UHBR 2080 Gbps4K 240Hz 10-bit / 8K 60Hz4K 480Hz / 8K 165Hz / 1440p 500HzRTX 50 系・Intel Arc Battlemage 一部
USB-C DP Alt Mode(DP 1.4)25.92 GbpsDP 1.4a 相当DP 1.4a 相当USB4 第1世代・通常の USB-C
USB-C DP Alt Mode(DP 2.1 UHBR 20)80 GbpsDP 2.1 UHBR 20 相当DP 2.1 UHBR 20 相当Thunderbolt 5 / USB4 v2

「ノンDSC 対応」は信号を圧縮なしで通せる上限、「DSC 併用時」は VESA 標準の Display Stream Compression(視覚的にロスレスとされる 3:1 圧縮)を使った場合の上限です。プロ用途(医療画像・カラーグレーディング)以外では DSC を使ってもほぼ問題ありませんが、原信号を通したい人は DSC なしの上限を基準に選びます。

HDMI 2.1 の使いどころと限界

HDMI 2.1 は 2017年に仕様策定、2020年頃から普及した規格で、48 Gbps(FRL:Fixed Rate Link)の帯域を持ちます。4K 120Hz / 8K 60Hz(DSC 必須) が代表的な使いどころで、PS5 / Xbox Series X / 4K 高リフレッシュ TV の標準コネクタです。

HDMI 2.1 で出せる解像度・リフレッシュレートの組み合わせ

解像度リフレッシュレート色深度DSC帯域出る?
4K(3840×2160)60Hz8-bit RGBなし約 11 Gbps
4K120Hz10-bit HDRなし約 32 Gbps
4K144Hz10-bit HDRなし約 39 Gbps
4K240Hz10-bit HDRありDSC 3:1 で 32 Gbps◎(圧縮あり)
8K(7680×4320)60Hz10-bit HDRありDSC 3:1 で 43 Gbps◎(圧縮あり)
8K120Hz10-bit HDRありDSC 3:1 で 87 Gbps✕(48 Gbps 上限超え)

HDMI 2.1 の付随機能

  • VRR(Variable Refresh Rate):可変リフレッシュレート。NVIDIA G-Sync Compatible / AMD FreeSync の HDMI 版として動作
  • ALLM(Auto Low Latency Mode):ゲーム機接続時にTV側を自動的に低遅延モードへ
  • QFT(Quick Frame Transport):フレーム転送遅延を減らす
  • eARC(enhanced Audio Return Channel):DolbyAtmos / DTS:X の非圧縮伝送

ゲーム機(PS5 / Xbox)と接続する大型 TV では HDMI 2.1 が事実上の標準で、これらの付随機能まで含めると DisplayPort では代替が利きません。

ケーブル要件

HDMI 2.1 の 48 Gbps をフルで通すには Ultra High Speed HDMI ケーブル(HDMI Forum 認証)が必須です。2〜3m 程度なら銅線パッシブケーブルで足り、5m 以上は光ファイバーアクティブケーブルが必要になります。

HDMI 2.2(Ultra96):2025年6月仕様策定、2026〜2027 普及期

HDMI Forum は 2025年6月25日に HDMI 2.2 仕様を正式リリースしました。最大帯域は 96 Gbps(HDMI 2.1 の倍)、新しい Ultra96 HDMI ケーブルが必須です。CES 2026 で対応ケーブル各社が出展、対応 GPU と TV は 2026年後半〜2027年にかけて順次登場する見込みです。

HDMI 2.2 で新たに出る組み合わせ

  • 4K 240Hz / 4:4:4 / 10-bit / 12-bit(ノンDSC)
  • 8K 60Hz / 4:4:4 / 10-bit(ノンDSC)
  • 12K 120Hz(業務用ディスプレイ向け)
  • 16K 60Hz(VR / 大型映像装置向け)

加えて Latency Indication Protocol(LIP)が追加され、AV レシーバやサウンドバーを多段で挟んでも音声と映像の同期が取りやすくなります。

2026年6月時点では「対応 GPU が出揃うまでは HDMI 2.1 が現役」という状況です。RTX 60 系 / Radeon RX 10000 系 / Intel 次世代 Arc のいずれかが HDMI 2.2 を最初に載せる候補ですが、現行 RTX 50 系 / RX 9000 系は HDMI 2.1b 止まりです。

DisplayPort 2.1 の UHBR グレード

DisplayPort 2.1 は VESA が策定した PC モニタ向けの最新規格です。UHBR 10 / 13.5 / 20 という 3 つのグレードがあり、それぞれの帯域と用途が違います。

UHBR 10(40 Gbps)

1レーン 10 Gbps × 4レーン。Intel Arc Alchemist の初期世代などが対応。4K 144Hz 10-bit までならノンDSC で対応できますが、4K 240Hz には届きません。2026年時点では下位グレード扱いです。

UHBR 13.5(54 Gbps)

1レーン 13.5 Gbps × 4レーン。4K 240Hz 10-bit HDR がノンDSC で出せるのがこのグレード。Radeon RX 7000 / 9000 系、Intel Arc Battlemage の主要モデルがここまで対応します。8K 60Hz をノンDSC で通すには足りないので、8K 用途は DSC 併用前提です。

UHBR 20(80 Gbps)

1レーン 20 Gbps × 4レーン、合計 80 Gbps。4K 240Hz 10-bit HDR・8K 60Hz・1440p 500Hz がすべてノンDSC で出せる最上位グレード。2026年6月時点で対応する民生 GPU は RTX 50 系(5090 / 5080 / 5070 Ti / 5070)Intel Arc Battlemage の一部上位 SKUです。Radeon RX 9000 系は UHBR 20 非対応(UHBR 13.5 止まり)です。

DisplayPort 2.1b(UHBR 20 アクティブケーブル対応)

VESA が 2024年末に発表した拡張仕様。UHBR 20(80 Gbps)を アクティブケーブルで 3m まで延長可能にしました。従来の DP80 認証パッシブケーブルは 1.2m 上限(実物は 1m / 0.8m が中心)と短く、デスク配線で困る場面が多かったのですが、DP 2.1b アクティブケーブルで実用性が大幅に改善します。

RTX 50 系(DP 2.1b 対応)は最初からこのアクティブケーブルでフル性能を引き出せる設計です。

DisplayPort 2.1 で出せる解像度・リフレッシュレートの組み合わせ(UHBR 20 ベース)

解像度リフレッシュレート色深度DSC出る?
1440p(2560×1440)500Hz10-bit HDRなし
4K240Hz10-bit HDRなし
4K480Hz10-bit HDRあり
5K(5120×2880)144Hz10-bit HDRなし
8K60Hz10-bit HDRなし
8K165Hz10-bit HDRあり

8K 165Hz(DSC 併用)はゲーミング用途でなく主にプロ業務用の数値ですが、これだけのヘッドルームがあるのが UHBR 20 の強みです。

USB-C DP Alt Mode:1本接続の現実

USB-C は物理コネクタの規格で、その中を流せる信号は USB データ・電力供給(PD)・DisplayPort 信号(DP Alt Mode)・Thunderbolt など複数あります。モニタ接続では DisplayPort 信号を USB-C 経由で流す DP Alt Mode が中心になります。

DP Alt Mode のグレード

USB-C 規格DP 信号帯域出る上限
USB 3.2 Gen 2 + DP 1.4 Alt ModeDP 1.4a25.92 Gbps4K 144Hz / 1440p 240Hz
USB4 v1(初期)DP 1.4a / 2.0 一部40 Gbps(USB と共有)4K 144Hz
Thunderbolt 4DP 1.4a40 Gbps(USB と共有)4K 144Hz / 6K 60Hz(HBR3 対応モニタ)
Thunderbolt 5 / USB4 v2DP 2.1 UHBR 2080 Gbps(最大 120 Gbps)4K 240Hz / 8K 60Hz

つまり、USB-C 1本接続で 4K 240Hz / 8K 60Hz を狙うなら Thunderbolt 5 ポート搭載 PC + Thunderbolt 5 認証ケーブル + DP 2.1 UHBR 20 対応モニタ の3点セットが必要です。安価な USB-C ケーブルでは DP 1.4 相当に落ちます。

MacBook Pro / Mac Studio の DP Alt Mode

Apple Silicon Mac は HDMI 2.1 ポートに加えて Thunderbolt 5 ポート(USB-C 物理形状)を多数搭載しています:

  • MacBook Pro M4 Max(2026年3月):Thunderbolt 5 × 3 + HDMI 2.1
  • Mac Studio M4 Max(2026年6月):Thunderbolt 5 × 6 + HDMI 2.1
  • Mac Studio M3 Ultra:Thunderbolt 5 × 6 + HDMI 2.1

Thunderbolt 5 ポートは DP 2.1 UHBR 20 相当(80 Gbps)が出せるので、Pro Display XDR や Apple Studio Display を 5K / 6K で接続したい場合、ケーブルさえ対応していれば 1本接続でフル性能が出ます。詳細は Thunderbolt 5 / USB4 / USB 3.2 の違い を参照。

GPU 別の出力ポート一覧(2026年6月時点)

GPU/PCDisplayPortHDMI4K 240Hz ノンDSC8K 60Hz ノンDSC
NVIDIA RTX 5090 / 5080 / 5070 Ti / 5070DP 2.1b UHBR 20 × 3HDMI 2.1b × 1
NVIDIA RTX 4090 / 4080 SUPER / 4070 系DP 1.4a × 3HDMI 2.1 × 1✕(DSC 併用で 4K 240Hz 可)✕(DSC 必須)
AMD Radeon RX 9070 / 9070 XTDP 2.1a UHBR 13.5 × 3HDMI 2.1b × 1✕(DSC 必須)
AMD Radeon RX 7900 XTX / XTDP 2.1 UHBR 13.5 × 2HDMI 2.1 × 1✕(DSC 必須)
Intel Arc B580 / B570(Battlemage)DP 2.1 UHBR 13.5〜20 × 3HDMI 2.1 × 1◎(UHBR 20 SKU のみ)
MacBook Pro M4 Max(2026)Thunderbolt 5(DP 2.1 UHBR 20 相当)× 3HDMI 2.1 × 1
Mac Studio M4 Max / M3 UltraThunderbolt 5 × 6HDMI 2.1 × 1

注意点:

  • RX 9000 系の DP 2.1 は UHBR 13.5 止まりで、UHBR 20 は非対応(4K 240Hz は出せるが、8K 60Hz はノンDSC では出ない)
  • RTX 40 系の DP は依然 1.4a で、UHBR グレードには対応しない(4K 144Hz が実用上限、4K 240Hz は DSC 必須)
  • RTX 50 系の DP 2.1b UHBR 20 は Founder Edition と PNY / Zotac の初期モデルが対応、その後の AIB 各社モデルも順次対応

4K 240Hz / 8K 60Hz を出したい人の判断フロー

4K 240Hz 10-bit HDR をノンDSC で出したい

  • GPU:RTX 5070 以上 / Radeon RX 7900 XTX 以上 / RX 9070 / 9070 XT / Intel Arc Battlemage
  • モニタ:DP 2.1 UHBR 13.5 以上対応の 4K 240Hz パネル(LG 32GS95UE / Asus PG32UCDP など)
  • ケーブル:DP80 認証ケーブル(パッシブ 1m / アクティブ 3m)
  • 注意:DSC 併用で OK ならば RTX 4090 や RX 6900 XT でも出せます

8K 60Hz 10-bit HDR をノンDSC で出したい

  • GPU:RTX 5070 Ti 以上 / Intel Arc Battlemage の UHBR 20 SKU / MacBook Pro M4 Max / Mac Studio
  • モニタ:DP 2.1 UHBR 20 対応の 8K パネル(民生では Dell UP3221Q / Apple Pro Display XDR の後継などごく少数)
  • ケーブル:DP80 認証 + UHBR 20 対応(アクティブケーブル推奨)
  • 注意:RX 9000 系では UHBR 13.5 までなので、8K 60Hz はノンDSC では出ません。DSC 併用で OK なら HDMI 2.1 + Ultra High Speed HDMI ケーブルでも出せます

USB-C 1本でモニタにフル接続したい

  • PC:Thunderbolt 5 / USB4 v2 ポート搭載(MacBook Pro M4 系 / Mac Studio / 最新の Windows ノート一部)
  • モニタ:USB-C 入力対応 + DP 2.1 UHBR 20 Alt Mode 対応
  • ケーブル:Thunderbolt 5 認証ケーブル(USB-IF / Intel 認証ロゴあり)
  • 電力:100W〜140W PD 給電が同時に通るので、ノート PC の充電も 1本でまかなえる

ケーブル品質の落とし穴

UHBR 20 / Ultra96 / Thunderbolt 5 のいずれも、ケーブル品質が極端に重要になります。VESA / HDMI Forum / Intel のいずれも認証制度を設けており、正規品は 認証ロゴが印字されたパッケージ で見分けます。

  • DP 2.1 UHBR 20:DP80 認証ロゴ(VESA)。パッシブ 1.2m 上限、アクティブで 3m
  • HDMI 2.2:Ultra96 認証ロゴ(HDMI Forum)。CES 2026 以降に量販開始
  • Thunderbolt 5:Intel 認証ロゴ+USB-IF 認証ロゴの併記

「Amazon で安く売っている UHBR 20 表記のケーブル」が VESA 認証無しの場合、フル帯域が出ずに画面ノイズ / 信号断 / 4K 144Hz への自動降格が起きます。長さに余裕を持たせるよりは、認証ロゴで選んで最短のものを使う方が確実です。

まとめ:選ぶときに見るべき順序

  1. GPU 側の最大グレードを確認する:RTX 50 系なら DP 2.1b UHBR 20、RX 9000 系なら DP 2.1a UHBR 13.5、Mac なら Thunderbolt 5
  2. モニタ側の入力規格と一致するか:UHBR 20 GPU でも UHBR 13.5 モニタにつなぐと UHBR 13.5 で動作
  3. ケーブルが認証品か:どこか1点でも下位だと全体がそこに引きずられる
  4. DSC 併用で十分か、ノンDSC が必要か:ゲーミング・映画鑑賞は DSC で問題なし、医療画像・カラーグレーディング・印刷物校正はノンDSC

VRAM 容量を見て GPU を選ぶのと同じくらい、出力規格の「ノンDSC ◎ / DSC で ◎ / ✕」を確認すると、後から「思ったリフレッシュレートが出ない」を避けられます。

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よくある質問

4K 240Hz を出すには HDMI 2.1 と DisplayPort 2.1 のどちらが必要?
DisplayPort 2.1 UHBR 13.5 以上が必要です。4K 240Hz 10-bit HDR を圧縮なし(non-DSC)で出すには 80 Gbps 級の帯域が要り、HDMI 2.1 の 48 Gbps では DSC(Display Stream Compression)を併用しないと届きません。DP 2.1 UHBR 13.5(54 Gbps)でも DSC を使えば 4K 240Hz 10-bit が出せますが、ノンDSC で完全な原信号を通したいなら UHBR 20(80 Gbps)が必要です。RTX 50 系(DP 2.1b UHBR 20 搭載)が現時点での最良解です。
HDMI 2.2 と HDMI 2.1 はケーブルを買い替える必要がありますか?
はい、ケーブル買い替えが必要です。HDMI 2.2 は最大 96 Gbps(HDMI 2.1 の 48 Gbps から倍化)を実現するために新仕様の Ultra96 HDMI ケーブルが必須です。既存の Ultra High Speed HDMI ケーブル(HDMI 2.1 用)では HDMI 2.2 のフル帯域は通らず、HDMI 2.1 相当に落ちます。HDMI 2.2 仕様自体は 2025年6月に確定済みですが、対応 GPU・モニタは 2026年〜2027年にかけて段階的に登場する見込みです。
USB-C 1本でモニタにつなぐと DisplayPort と何が違う?
USB-C は物理コネクタで、その中を DisplayPort 信号が流れる「DP Alt Mode」で動作します。性能上の上限は USB-C ケーブルと PC 側の対応次第で、Thunderbolt 5 ポート(80 Gbps、最大 120 Gbps)なら DP 2.1 UHBR 20 相当が出せます。一方で安価な USB-C ケーブルは DP 1.4 相当(25.92 Gbps)止まりで 4K 144Hz が上限になります。USB-C 接続で 4K 240Hz / 8K 60Hz を狙うなら、Thunderbolt 5 認証ケーブル+PC 側 Thunderbolt 5 ポート+モニタ側 USB-C DP Alt Mode 2.1 対応の3点セットが揃って初めて出ます。
RTX 5090 と Radeon RX 9070 XT で出力規格に差はある?
あります。RTX 5090 / 5080 / 5070 Ti / 5070 は DisplayPort 2.1b UHBR 20(80 Gbps)対応で、4K 480Hz / 8K 165Hz(DSC 併用)まで出せます。一方 Radeon RX 9070 / 9070 XT は DisplayPort 2.1a UHBR 13.5(54 Gbps)止まりで、UHBR 20 には対応しません。RX 9070 XT も DSC 併用で 4K 240Hz は出せますが、ノンDSC で 8K 60Hz を完全な原信号で通したい用途では RTX 50 系が優位です。HDMI は両者とも HDMI 2.1b 対応で並びます。