オープンワールドAAA 向けPC構成ガイド 2026年版:GTA VI / Cyberpunk 2077 PL / AC Shadows / Starfield / Elden Ring Nightreign を 4K 60fps で動かす CPU・GPU・VRAM・SSD
GTA VI(2026 年秋予想)を筆頭に、Cyberpunk 2077 Phantom Liberty / Assassin's Creed Shadows / Starfield Shattered Space / Elden Ring Nightreign / Monster Hunter Wilds など「オープンワールド AAA」を 1440p / 4K / DLSS 4 で快適に動かす CPU・GPU・VRAM・SSD の判断軸を、シェーダーコンパイル・ワールド読み込み・NPC 密度・レイトレのボトルネックごとに解説します。エントリー・ミドル・ハイエンドの 3 構成と実売価格の目安付き。
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結論:4K 60fps 高設定を狙うなら RTX 5070 Ti(16GB VRAM)+ Ryzen 7 9800X3D + 32GB メモリが現実解。Path Tracing や 4K 120fps を狙うなら RTX 5090 + Ryzen 9 9950X3D + 64GB。1440p 60fps 中設定で予算を抑えるなら RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 9700X + 32GB です。
オープンワールド AAA 特有のボトルネックは (1) シェーダーコンパイルの初回待ち、(2) ワールドストリーミングの VRAM 消費、(3) 高密度 NPC の CPU 負荷、(4) Path Tracing の GPU 負荷、(5) DirectStorage の SSD 読み出し性能の 5 つ。GPU 一点投資では解決せず、CPU・VRAM・SSD のバランスが快適さを左右します。
検索から来た方への要約
| 質問 | 一行の答え |
|---|---|
| 4K 60fps 高設定の最低ライン | RTX 5070 Ti 16GB + Ryzen 7 9800X3D + 32GB + Gen4 SSD |
| GTA VI に必要な PC は? | PC 版は 2027 年前半〜秋予想。4K 60fps ならリーク要件から RTX 5070 Ti 級、VRAM 16GB 以上が濃厚 |
| VRAM は 12 / 16 / 24GB どれ? | 4K 高設定なら 16GB 必須、Path Tracing / Mod なら 24GB、1440p までなら 12GB でも可 |
| シェーダーコンパイルのカクつきは? | CPU コア数(8C 以上)とドライバ最新化で軽減、完全回避は不可 |
| Gen5 SSD は効くか? | DirectStorage 対応タイトルで 20-40% ロード短縮、非対応タイトルは体感差なし |
| Path Tracing は 4K で回せる? | DLSS 4 + Multi Frame Generation で RTX 5090 なら 4K 100fps 前後、RTX 5080 で 60-70fps |
| RTX 5060 Ti 16GB で 1440p 60fps は? | DLSS 4 Quality 併用で概ね維持可能、必ず 16GB 版を選ぶ |
| 和ゲー AAA と洋ゲー AAA の違い | 和ゲーは CPU・VRAM・SSD のバランス投資、洋ゲーは GPU 一点投資で改善しやすい |
「オープンワールド AAA を快適に動かしたい」という要求は、GPU 一点投資では解決しない特有のボトルネックを抱えています。この記事では 5 つのボトルネックを分解し、Cyberpunk 2077 Phantom Liberty / Assassin’s Creed Shadows / Starfield Shattered Space / Elden Ring Nightreign / Monster Hunter Wilds のタイトル別要求と、GTA VI(2026 年秋発売予定)を見据えた 3 構成の推奨をまとめます。
ゲーミング PC 全般の選び方は ゲーミング PC の選び方 2026年版、予算別の選び方は ゲーミング PC 予算別ガイド 2026年版 を先に読むと基礎が固まります。
オープンワールド AAA 特有の 5 つのボトルネック
FPS や MMO と違い、オープンワールド AAA には固有の負荷パターンがあります。GPU だけを強化しても解決しないケースが多いのはこのためです。
1. シェーダーコンパイルの初回待ち
現代の AAA タイトルは、初回起動時または各シーン初回読み込み時に GPU 用シェーダーを一括コンパイルします。この処理は CPU の物理コア数に強く依存します。Ryzen 7 9800X3D(8 コア)で 2-5 分、Ryzen 9 9950X3D(16 コア)で 1-2 分、Core Ultra 9 285K(24 スレッド)で 1 分前後が Cyberpunk 2077 / Elden Ring Nightreign / Monster Hunter Wilds の目安です。
「起動が遅い」だけでなく、コンパイル済みキャッシュが存在しない状態でプレイを開始すると、新しいシーンに入るたびに数百 ms 〜数秒のカクつき(stutter)が発生します。CPU の物理コア数が少ないほどこの現象が顕著になります。
2. ワールドストリーミングの VRAM 消費
オープンワールドは常時プレイヤー周辺の地形・オブジェクト・NPC・テクスチャを VRAM に載せ替え続けます。4K 高設定で Monster Hunter Wilds は 14-16GB、Assassin’s Creed Shadows は 13-15GB、Starfield Shattered Space は 12-14GB、Cyberpunk 2077 の Path Tracing は 16-18GB を常時消費します。
VRAM が不足するとテクスチャストリーミング(テクスチャの読み込み遅延で低解像度版が表示される現象)が発生し、FPS の数値は維持されるのに画面が汚く見える状態になります。ベンチマークスコアには現れにくいのが厄介です。
3. 高密度 NPC の CPU 負荷
Cyberpunk 2077 のナイトシティ、GTA シリーズの都市部、Assassin’s Creed Shadows の京都フィールドなど、高密度 NPC シーンでは CPU の物理コア数とシングルスレッド性能の両方が要求されます。AI パスファインディング・アニメーション更新・物理シミュレーションが並列に走るため、シングルスレッド性能に頼るジャンル(フライトシムなど)とは要求が違います。
Ryzen 7 9800X3D の X3D キャッシュ(3D V-Cache)が特に効く場面で、Ryzen 9 9950X3D(16C)とほぼ同じフレームレートを 8C の 9800X3D が叩き出すのはこの理由です。
4. Path Tracing の GPU 負荷
Cyberpunk 2077 Phantom Liberty の RT Overdrive(Path Tracing)は、従来のレイトレを超えて全ての光線計算を GPU で処理する重量級技術です。RTX 5090 の RT Core(第 4 世代)でも 4K ネイティブでは 20fps 台に沈むため、DLSS 4 と Multi Frame Generation の併用が事実上必須になります。
Path Tracing は 2026 年時点で Cyberpunk 2077 / Alan Wake 2 / Portal RTX に限定されていますが、GTA VI / Assassin’s Creed Codename Hexe など今後のタイトルに順次実装される見込みです。将来性を見据えるなら RTX 5080 以上への投資が意味を持ちます。
5. DirectStorage の SSD 読み出し性能
DirectStorage は GPU が SSD から直接テクスチャを読み込むことでロード時間を短縮する技術です。Forspoken / Ratchet & Clank Rift Apart / Star Wars Outlaws / Monster Hunter Wilds が対応済みで、Gen4 SSD と Gen5 SSD でシーン切替時間に 20-40% の差が出ます。
DirectStorage 非対応タイトル(Elden Ring Nightreign / Starfield / Cyberpunk 2077 は部分対応)では Gen4 と Gen5 の差はほぼ体感できません。Gen5 SSD は 3-5 年先の対応タイトル拡大を見据えた投資、と考えるのが妥当です。DirectStorage の詳細は DirectStorage / Gen5 SSD ゲームロード時間短縮の実測 2026年版 にまとめています。
タイトル別ボトルネック早見表
主要オープンワールド AAA のボトルネックがどこに現れるかを整理します。
| タイトル | GPU 負荷 | CPU 負荷 | VRAM | シェーダー | DirectStorage |
|---|---|---|---|---|---|
| GTA VI(2027 前半予想) | 高(RT 想定) | 高(都市 NPC) | 16GB 以上想定 | 高 | 対応見込み |
| Cyberpunk 2077 Phantom Liberty | 極高(Path Tracing 時) | 高(NPC 密度) | 16-18GB(PT 時) | 中 | 部分対応 |
| Assassin’s Creed Shadows | 高(京都フィールド) | 中〜高 | 13-15GB(4K 高) | 中 | 対応 |
| Starfield Shattered Space | 中 | 高(CPU バウンド) | 12-14GB | 低〜中 | 非対応 |
| Elden Ring Nightreign | 中(60fps 上限) | 中(マルチプレイ時高) | 10-12GB | 高 | 非対応 |
| Monster Hunter Wilds | 高 | 中〜高 | 14-16GB(4K 高) | 高 | 対応 |
これを見ると、Cyberpunk 2077 の Path Tracing と Monster Hunter Wilds が VRAM の主戦場、Elden Ring Nightreign と Starfield が CPU の主戦場、Assassin’s Creed Shadows が総合力の主戦場、と役割分担が見えてきます。「全部を最高設定で回したい」のなら RTX 5090 + Ryzen 9 9950X3D + 64GB のフルスペックが必要で、「快適に動けば良い」なら RTX 5070 Ti + Ryzen 7 9800X3D + 32GB で十分実用的です。
推奨構成 3 パターン
用途別の 3 構成を実売合計価格の目安付きで整理します。価格は 2026 年 8 月時点の日本国内相場、実売価格は変動するため参考値として捉えてください。
エントリー構成(1440p 60fps 中〜高設定 + DLSS 4)
小規模〜中規模のオープンワールドを 1440p で快適に遊びたい層向け。GTA VI が PC で出るまでの繋ぎとしても妥当な帯です。
- GPU: RTX 5060 Ti 16GB 版(8GB 版は不可)
- CPU: Ryzen 7 9700X(8C/16T)
- メモリ: 32GB DDR5-6000
- マザーボード: B650 系(AM5、Zen 6 アップグレード対応)
- ストレージ: NVMe Gen4 SSD 1TB
- 電源: 750W 80+ Gold
- ケース: ミドルタワー ATX
- 実売合計目安: 20-24 万円
想定パフォーマンス:
- Cyberpunk 2077 Phantom Liberty: 1440p 高設定 RT Off + DLSS 4 Quality で 60-70fps
- Assassin’s Creed Shadows: 1440p 高設定で 55-65fps
- Starfield Shattered Space: 1440p 高設定で 55-70fps
- Monster Hunter Wilds: 1440p 中設定 + FSR 4 で 55-65fps
- Elden Ring Nightreign: 1440p 高設定 60fps 安定
ミドル構成(4K 60fps 高設定 + DLSS 4 Quality)
オープンワールド AAA の主戦場となる 4K 60fps 帯。個人ユーザーのスイートスポットです。GTA VI のリーク要件からも 4K 60fps 想定の最低ラインに位置付けられます。
- GPU: RTX 5070 Ti 16GB または Radeon RX 9070 XT 16GB
- CPU: Ryzen 7 9800X3D(8C/16T、X3D キャッシュ)
- メモリ: 32GB DDR5-6000(CL30)
- マザーボード: X670E または B650E(AM5)
- ストレージ: NVMe Gen4 SSD 2TB
- 電源: 850W 80+ Gold
- ケース: ミドルタワー ATX(エアフロー重視)
- 実売合計目安: 32-38 万円
想定パフォーマンス:
- Cyberpunk 2077 Phantom Liberty: 4K RT Ultra + DLSS 4 Quality で 60-75fps
- Assassin’s Creed Shadows: 4K 高設定で 55-70fps
- Starfield Shattered Space: 4K 高設定で 55-65fps
- Monster Hunter Wilds: 4K 高設定 + DLSS 4 Quality で 60-70fps
- Elden Ring Nightreign: 4K 高設定 60fps 上限で安定
ハイエンド構成(4K 120fps または 4K + Path Tracing)
Path Tracing 全開、4K 120fps、Mod / 高解像度テクスチャ拡張、複数モニタ運用など「妥協したくない」層向け。3-5 年先の GTA VI Path Tracing 実装や Rubin 世代への繋ぎとしても投資対効果が出ます。
- GPU: RTX 5090(32GB VRAM)
- CPU: Ryzen 9 9950X3D(16C/32T)または Core Ultra 9 285K
- メモリ: 64GB DDR5-6000(CL30)
- マザーボード: X670E ハイエンド(AM5)または Z890(LGA1851)
- ストレージ: NVMe Gen5 SSD 2TB + Gen4 SSD 4TB
- 電源: 1000W 80+ Platinum
- ケース: フルタワー ATX(エアフロー・防音)
- CPU クーラー: 360mm 簡易水冷または大型空冷
- 実売合計目安: 65-80 万円
想定パフォーマンス:
- Cyberpunk 2077 Path Tracing: 4K DLSS 4 Performance + Multi Frame Generation で 100-130fps
- Assassin’s Creed Shadows: 4K 最高設定で 80-100fps
- Starfield Shattered Space: 4K 最高設定で 75-95fps
- Monster Hunter Wilds: 4K 最高設定で 80-100fps
- Elden Ring Nightreign: 4K 最高設定 60fps 上限で安定(GPU 余剰)
GTA VI 待ちの現時点での判断
GTA VI は 2026 年秋に PS5 / Xbox Series X|S 版が発売予定です。PC 版は Rockstar の過去作パターン(GTA V が 1.5 年後、Red Dead Redemption 2 が 1 年後)を踏まえると、2027 年前半〜秋の可能性が高いと予想されています。
現時点で GTA VI 待ちのユーザーが取るべき戦略は以下 2 択です。
戦略 A: 今 PC を組んで GTA VI までに他タイトルを消化する
Cyberpunk 2077 Phantom Liberty / Assassin’s Creed Shadows / Monster Hunter Wilds / Elden Ring Nightreign を GTA VI 発売までに消化する目的で、ミドル構成(RTX 5070 Ti + Ryzen 7 9800X3D + 32GB)を今組む戦略です。GTA VI PC 版発売時点でこの構成は「4K 60fps 高設定はギリギリ、Path Tracing 系オプションは厳しい」帯に位置付けられる見込みで、Rubin 世代(RTX 60)が出るまでの繋ぎとして機能します。
戦略 B: 2027 年 Q1〜Q2 まで待って Rubin + Zen 6 世代で組む
Rubin(RTX 60 世代)と Zen 6(Ryzen 10000 系)が揃うのが 2027 年 Q1〜Q2 予想で、GTA VI PC 版のローンチとタイミングが重なる可能性があります。この場合、Rubin + Zen 6 の初代で組むことで GTA VI を最高設定 + Path Tracing で快適に動かせる公算が高くなります。ただし新世代初期特有の供給不足・BIOS 不安定・初期不良のリスクを許容する必要があります。
CPU / GPU の次世代待ちの判断軸については Zen 6 / Nova Lake は待つべきか 2026年版 と NVIDIA Rubin / RTX 60 を待つべきか 2026年版 に詳しくまとめています。
モニタ・周辺機器の考え方
オープンワールド AAA を 4K 60fps で動かすなら、モニタも 4K 対応が必要です。競技 FPS のような高リフレッシュレートより、色域と HDR 品質を優先するのが向いています。
- 4K 60fps メイン: 4K IPS モニタ(144Hz 対応でも可)、HDR 400 以上
- 4K 高フレームレート: 4K OLED(240Hz、HDR True Black 400)
- 1440p 高フレームレート: 1440p OLED(240Hz、HDR)
4K OLED ゲーミングモニタの選び方は 4K OLED ゲーミングモニタ比較 2026年版 にまとめています。HDR 対応の詳細は HDR ゲーミング完全ガイド 2026年版 を参照してください。
消費電力と電源選定
ハイエンド構成(RTX 5090 + Ryzen 9 9950X3D)は総消費電力がゲーム中で 700-800W に達します。電源は 1000W 80+ Platinum が現実解で、コネクタは PCIe 5.0 対応の 12V-2x6 が必要です。
ミドル構成(RTX 5070 Ti + Ryzen 7 9800X3D)は総消費電力がゲーム中で 500-600W 帯で、850W 80+ Gold で十分足ります。エントリー構成(RTX 5060 Ti + Ryzen 7 9700X)は 400-500W 帯で、750W 80+ Gold が余裕を持って対応できます。
将来の GPU アップグレード(Rubin 世代への差し替え)を見据えるなら、電源は現行構成の +200-300W の余裕を持たせて選ぶのが安全です。
入手先・関連商品
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ミドル構成(4K 60fps 高設定)の中核となる 3 パーツを挙げます。他モデル(RTX 5090 / RTX 5060 Ti 16GB / Ryzen 9 9950X3D / Gen5 SSD など)は本文中の推奨構成を参照してください。
- NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti を Amazon.co.jp で見る — 4K 60fps 高設定の現実解となるミドル構成の主役 GPU
- AMD Ryzen 7 9800X3D を Amazon.co.jp で見る — X3D キャッシュが NPC 密度シーンとシェーダーコンパイルに効くゲーミング第一候補
- Samsung 990 Pro NVMe Gen4 2TB を Amazon.co.jp で見る — DirectStorage 対応/非対応の両方で無難に速いミドル構成の定番 Gen4 SSD
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よくある質問
- オープンワールド AAA を 4K 60fps で動かすのに最低限必要なスペックは?
- GPU は RTX 5070 Ti(16GB VRAM)または Radeon RX 9070 XT(16GB VRAM)以上、CPU は Ryzen 7 9800X3D または Core Ultra 7 265K 以上、メモリは 32GB、ストレージは NVMe Gen4 以上(DirectStorage 対応タイトルなら Gen5 が理想)、電源は 850W 以上が現実解です。この構成で Cyberpunk 2077 Phantom Liberty の RT Ultra + DLSS 4 Quality、Assassin's Creed Shadows の 4K 高設定、Starfield Shattered Space の 4K 高設定を 60fps 前後で維持できます。GTA VI(2026 年秋予定)のリーク要件も概ねこの帯に収まる見込みです。
- GTA VI の PC 版はいつ出ますか?必要スペックのリーク情報はありますか?
- GTA VI は 2026 年秋に PS5 / Xbox Series X|S 版が発売予定で、PC 版はコンソール発売の 6-12 ヶ月後(2027 年前半〜秋)の可能性が高いと Rockstar の過去作パターンから推測されています。PC 要件のリーク情報はまだ限定的ですが、Rockstar の過去作(GTA V / RDR2)が発売時点のミドル GPU 帯を 1080p 高設定の目安にしていた慣例と、PS5 Pro が GPU 性能で RTX 4070 相当という位置付けを考えると、4K 60fps 高設定なら RTX 5070 Ti / RX 9070 XT 級、レイトレ + Path Tracing 系オプションを 4K で回すなら RTX 5090 級が要求される公算が高いです。VRAM は 16GB 以上が事実上の必須ラインになる見込みです。
- VRAM は 12GB / 16GB / 24GB でオープンワールドの体感がどう変わりますか?
- 12GB(RTX 5070 / RTX 4070)はフル HD / 1440p 高設定の上限で、4K 高設定や Path Tracing 系タイトルではテクスチャストリーミング(テクスチャの読み込み遅延で解像度が一段落ちる現象)が頻発します。16GB(RTX 5070 Ti / RX 9070 XT)は 4K 高設定の実用ライン、Monster Hunter Wilds や Assassin's Creed Shadows で最高品質テクスチャを維持できます。24GB(RTX 5090 / RTX 4090)は 4K 最高設定 + Path Tracing + Mod / 高解像度テクスチャ拡張を積んだときの余裕帯です。オープンワールド AAA の VRAM 要求は年 2-3GB のペースで増えているため、4-5 年使う前提なら 16GB 以上を選ぶのが安全です。
- シェーダーコンパイルによるカクつきは PC 側で回避できますか?
- 完全には回避できませんが、CPU の物理コア数を増やすことで初回コンパイルの待ち時間を短縮できます。Elden Ring Nightreign / Monster Hunter Wilds / Cyberpunk 2077 は起動時または初回シーン読み込み時にシェーダーを一括コンパイルする設計で、Ryzen 7 9800X3D(8C/16T)で 2-5 分、Ryzen 9 9950X3D(16C/32T)で 1-2 分、Core Ultra 9 285K(24 スレッド)で 1 分前後が目安です。ゲーム内のカクつき(stutter)はドライバレベルでの precompiled shader キャッシュに依存するため、最新の NVIDIA / AMD ドライバを維持し、ゲーム初回起動時にシェーダー生成を放置する(プレイ中に断続的にコンパイルされる状況を避ける)ことが有効です。
- DirectStorage 対応の Gen5 SSD はロード時間短縮に本当に効きますか?
- 対応タイトルでは効きます。Forspoken / Ratchet & Clank Rift Apart / Star Wars Outlaws / Monster Hunter Wilds は DirectStorage 対応で、Gen4 SSD と Gen5 SSD でシーン切替のロード時間に 20-40% の差が出ることが実測ベンチで確認されています。ただし DirectStorage 非対応の Elden Ring Nightreign / Cyberpunk 2077(部分対応)/ Starfield では Gen4 と Gen5 の差はほぼ体感できません。Gen5 SSD への投資は「これから発売される AAA が DirectStorage 標準対応になる」前提で 3-5 年先を見据えた投資と考えるのが妥当です。詳細は DirectStorage / Gen5 SSD ロード時間比較記事にまとめています。
- エントリー構成(RTX 5060 Ti + Ryzen 7 9700X)で 1440p 60fps は快適に動きますか?
- 1440p 中〜高設定 + DLSS 4 Quality(または FSR 4 Quality)で 60fps は概ね維持できます。Cyberpunk 2077 は RT Off / DLSS 4 Quality で 60-70fps、Assassin's Creed Shadows は 1440p 高設定で 55-65fps、Starfield Shattered Space は 1440p 高設定で 55-70fps、Monster Hunter Wilds は 1440p 中設定 + FSR 4 で 55-65fps が目安です。ただし RTX 5060 Ti は VRAM 16GB 版と 8GB 版が併売されており、オープンワールド AAA 用途では必ず 16GB 版を選ぶ必要があります。8GB 版は 2026 年時点のオープンワールド AAA では VRAM 不足でテクスチャが崩れます。
- レイトレ / Path Tracing は 4K で実用的に回せますか?
- DLSS 4(Multi Frame Generation 含む)を使えば実用範囲に入ります。Cyberpunk 2077 の Path Tracing は RTX 5090 + DLSS 4 Performance + Multi Frame Generation で 4K 100fps 前後、RTX 5080 で 4K 60-70fps、RTX 5070 Ti で 4K 40-50fps が目安です。Multi Frame Generation はネイティブ描画のフレーム間に生成フレームを挿入する技術で、フレーム間レイテンシを体感できるジャンル(競技 FPS)では違和感が出やすいですが、オープンワールド AAA では快適性が優先されるため相性が良いです。RTX 5070 Ti 以下では Path Tracing より通常のレイトレ(RT Ultra 相当)+ DLSS 4 Quality の組み合わせが実用的です。
- Elden Ring Nightreign / Monster Hunter Wilds のような和ゲー AAA は洋ゲーと構成が違いますか?
- 基本的な要求スペックは近いですが、細部で違いがあります。Elden Ring Nightreign は 60fps 上限のため RTX 5070 Ti 級以上に投資しても頭打ちになり、フレーム安定性のための CPU シングルスレッド性能(Ryzen 7 9800X3D の X3D キャッシュが効きやすい)が支配的です。Monster Hunter Wilds は VRAM 消費が非常に大きく(4K 最高設定で 14-16GB を使い切る)、シェーダーコンパイル頻度も高いため、GPU よりも VRAM 容量と CPU コア数(8-12 コア)に投資が効きます。洋ゲー AAA は GPU 一点投資で改善しやすい傾向、和ゲー AAA は CPU・VRAM・SSD のバランス投資が効きやすい傾向、と大雑把に整理できます。